【あと105日で!!!】

今年もあと105日で入試となります。当塾の中学3年生たちも真剣さが増してきました。

 

最近思う事は【小学生時代の基礎知識は本当に大事だなぁ】ということです。

ここで言う基礎知識とは、中学受験で必要な特別なものではなく、日常会話から生まれる様々な言葉の意味を習得しているか否かという意味ですが、そういった部分が欠如している子どもが増えてしまっていることに危機感さえ覚えます。

両親共働きであるご家庭が増えていることや動画に夢中になってしまっていることが要因な気がしますが、そういった生徒が中学生になり、いざ定期テストになるとそのような基礎知識の習得から始めなければなりませんので、なかなか大変(我々が大変なのではなく、本人が)。

またそういった生徒の家庭状況を見てみると、たいていお世話好きな親御さんが多く、子どもが自分でやって経験として学ばなければならないことさえも親がやってあげていることが多いので、子どもからしてみたら親に従うだけでなんとかなってしまう環境=自分で悩んだり考えたりといった経験がない環境であることが実に多いです。そして彼らが受験生になって【自分で考えなければならない状況】にぶち当たると、どうして良いのかわからなくなる・・・といった状況。

 

ウチでは基本的に教えることは極力少なくしています。教えるのは【道筋】と【概要】と【ヒント】にとどめ、あとは自分の頭を使ってもらうスタイルです(このバランスが本当に難しいです)。全てを教えるのは実に簡単ですが、あとになって生徒自身が一人で問題解決する能力を養ってもらいたいからです。

その時にネックとなるのが、上記した基礎学力がないという部分なのです。

 

年頃のお子さんがいる親御さんには、受験生になって慌てて対策するのではなく、小学生時代までの会話をたくさんしてあげて、色々な経験をさせてあげて欲しいと心から願います。

次の記事

50%の掟