仲の良さ


例年ですと75%から80%の合格率であった前期入試(前期は低くても2倍以上の倍率がある学校が多いですので、この数値でも割と高い方だと思います)。

今年の前期入試の合格率が約90%と高い数字を残せた理由の一つに【仲の良さ】があると思います。

 

シャイで優しい生徒が多く、それだけに積極的ではない事からなかなか一つにまとまらない学年でしたが、《相手の気持ちを考える》ことがきちんと身についている生徒が多く在籍していました。その中に核となる《誰からも好かれるムードメーカー》が数名いて、その生徒たちがクラスを上手にまとめてくれました(本人はそんなことをしたとは思っていないでしょうが)。

 

成績上位の子は学校のトップレベルを経験していてシビアな世界で点数を競いますので、《絶対抜いてやる!》というような何というかちょっとギスギスする雰囲気を持っているものですが、いわゆる進学塾にありがちな【他人を蹴散らすような雰囲気】は今年もありませんでした。昨年、千葉高の点数を取りながら千葉東高に進学した生徒もやっぱり同じ感じ(多分コレがうちの雰囲気なので、ギスギス感を感じたい大手進学塾志向の方は、迷わず大手さんに行かれることをお勧めいたします。特にアルファベットが塾名になっている某塾に少しでも興味がある方は、絶対にうちに来ないで下さい。雰囲気や求めているものが違います)。

 

私が集団指導にこだわるのも、この【仲の良さ】がもたらす恩恵です。《みんなで合格しよう!》という気持ちがパワーに変わり、実力以上の結果が出るわけです。これは個別指導だけではなかなか培われない部分です。

 

 

受験は個人個人の自分との戦いですが、実はチームプレイだったりします。明日、後期受験をする生徒たちは《みんなが応援しているぜ!》ということを胸に頑張ってきてもらいたいと思っています。