定期テストの学習法について①

5月も半ば。天気が安定しない毎日が続きますが、定期テストが1ヶ月後に迫って参りました。

 

新中学1年生はやっと学校に慣れてきた頃かと思いますが、初めての定期テストで少しドキドキですね。

 

今回は【定期テストの学習法について】です。ちょっと長くなりそうなので、2回にわけてお送りします。

 

まず認識しておかなければならないのは、文系科目と理系科目の性質の違いです。

◆文系科目→国語・英語・社会といった《覚える系》

◆理系科目→数学・理科といった《解く系》

理科については、化学・物理・地学の計算部分は理系科目と言えますが、生物は文系科目に近い感じですね。

 

今回お伝えする文系科目は【インプット→アウトプットを繰り返すだけ】でいけます。

まず語句を知らないと始まりません。だから教科書や参考書や辞書などを利用して、内容と共に頭に入れていきます。これがインプットです。この時、語句だけ暗記すると短期記憶に入ってしまうので、出来るだけイメージとくっつけて長期記憶に入れるようにします。

 

といっても、単純暗記である漢字や英単語は短期記憶になりがちなので《繰り返し》が必要になります。一度やっただけでは忘れちゃうのが普通なのです。

例えば英単語を毎日5個ずつ覚えよう!と思ったら、1日目は5個、2日目は10個、3日目は15個のように前回の復習から始めるようにすると、長期記憶に入りやすいので、是非お試しください!

 

ただですね、今のスマホに慣れている子どもたちは『書くことを嫌う傾向』があります。要するに『書くのが面倒くさい』訳ですが、こんな理由でその教科が嫌いになって欲しくないという事で、若竹ではICTツールを生徒のスマホにインストールして英単語や社会の語句を学習してもらっています。AI機能が付いており、間違えた語句や習得度に応じて設問が作られるもので、私からいつでも実施回数や習得度が見れますので、アドバイスし易いのも気に入っています。

 

話を元に戻します。

次は覚えた語句をテキストなどで活用していきます。これがアウトプットです。実際の問題形式で覚えた語句を使っていく訳です。この頭から取り出す作業をする際に気を付けたいのが《すぐに答えを見ない》という事です。頭からあと一歩で出てきそうな時って、しんどいですから、早く答えを見たくなりますが、あと10秒だけ考えてみてほしいです。この頭から取り出す際の頭の動かし具合によって、早く定着するか否かが変わってきます。

 

悩んでも出てこない事が多い場合は、インプット段階がきちんと出来ていない可能性が高いので、もう一度覚える事に専念しましょう。

 

文系科目はこれだけで行けます。多いのはインプットは頑張っているけど、アウトプットが少ないパターンです。やはりテスト本番前に何度も予行演習をしないと結果はついてきません。塾ではやっぱりICTツールのEトレを使用してアウトプットまで抜かりない対策をしています(テスト対策時のみ使用)。

 

今回は文系科目のみの学習法でしたが、次回は理系科目の学習法をお伝えしたいと思います。