志望校は偏差値で決めないのであります

 

今年は外出自粛の影響もあり、受験生の受験校選びが難しくなっていますね。

市原市はまだしも、千葉市の多くの学校については《夏の学校訪問》が中止になりましたので、自分に合った学校選定の判断がしづらい状況。

 

そうなると生徒たちは《偏差値》で学校を決めようとします。偏差値が上がったらこの学校、上がらなかったらこの学校、のような志望校選定になってしまいます。

そもそも偏差値は、各テスト会社さんが作ったもの。数字が見えることによって合格可能性の高低はわかりますが、その学校が本当に自分に合っているかなんてわかるはずがありません。

 

その学校が自分に合っているかを知るためには、❶自分は将来何になりたいか、高校生活に何を求めるかを分析する→❷学校訪問やホームページを見たり、実際に通っている先輩たちから実情を聞く→❸偏差値を知り、自分が合格するためにはどうすべきかを考える。という手順が最適です。各項目についてちょっと細かく見てみます。

 

❶安心してください。何になりたいかがはっきりしている中学生なんて、ほとんどいません。大事なのは《考える機会を作ること》です。地元の小学校から地元の中学校に進んだ彼らにとっては、初めての経験になるのかもしれません。大きな選択をした事のない彼らは、今まで自分を振り返る機会なんてなかったわけですから。

高校生活に求めるものについては、いくつかピックアップした上で優先順位を付けて見ましょう。今まで培ってきた自分の価値観や性格がモノを言うかと思います。

 

❷学校訪問については、今年はなかなか難しいですよね。でも出来る事はあるはずです。何が出来るかを考えて行動に移して見ましょう。

ここで注意すべきは《一部の噂や主観が入った他人の一言で決断をしない》という事。そういった部類はマルかバツかの判断をするのではなく、参考程度に留めておきましょう。

 

❸ここでやっと偏差値の出番です。合格の可能性を見ていきます。

これについての注意点は《今の偏差値で判断しない事》です。今は10月、本気で勉強すれば偏差値10くらいは上がりますし、逆に勉強しなければ5くらい下がることもあります。

偏差値を上げるには《他人がやっている以上に工夫して学習する事》です。偏差値を上げる秘訣については長くなりますので、また今度にします。

 

以上の行程を経て学校選定をしていくと、高校入学後に充実した生活が送れる可能性が高まります。

 

 

受験勉強は辛く厳しいイメージがあるかと思います。壁にぶち当たる時もあるでしょう。そういった時には、自分がその学校に入学して楽しい日々を送っている姿を思い浮かべてみましょう。きちんと自分に合った学校選定をした人は、壁にぶち当たった経験が糧となり、更に意欲が高まるかと思います。

 

 

今年の受験も開始まであと3ヶ月!【悔いのない志望校選び】をして、充実した毎日を過ごせるよう願っています!