通知表の評価
急に秋めいて寒くなりましたね。塾長の佐々木です。
さて、市原市は2学期制なので、今日通知表が手渡されるのかと思います。
この通知表というのは、公立高校では内申点として、私立高校では推薦基準・特待基準として使用されるものですので、結構大事なもの。同時に保護者の立場から見ると【我が子の学習理解度を知るもの】なので、やはり重要視されているものかと思います。
今回はこの通知表のつけ方について書きたいと思います。
今の時代は《絶対評価》であります。他人と比べるのではなく【その生徒の頑張りを評価する評価方法】でありますから、1〜5の評定や行動の記録を決める際に矛盾というかズレが生じてしまっている可能性があります。その生徒の頑張りを評価する評価方法にも関わらず、優劣をつけなければならないという点。中学校の先生は相当苦労されていると思います。
人は優劣の数値をつける際には基準となるものを作り、それより優れているか否かで数値を当てはめていくものです。つまり通知表の数値を決める際にやっている事は【相対評価】であり、これ無理がありすぎないか?と思うのです。
塾生と20年以上接してくる中で、頑張って前回より100点近く点数をアップさせた生徒の評定が変わらなかった事は一度や二度どころではありません。生徒は「頑張って結果も出したのに・・・」なんて言うので、「人間にはイメージというものがあって、1回結果を出しただけでは評価されない時もあるんだよ。だから次もう一度頑張ってみな、きっと評価してもらえるから」とフォローしますが、ここにも【実は相対評価理論】が適用されているのかもしれません。そして、これは自己主張が弱いおとなしい子ほど評価されづらい傾向があります。つまり頑張った事が目立たないので、あまり見てもらっていない感じになり、その結果余計に萎縮してしまうなんてことも。
ちなみに、小学校時代はどちらかというとおとなしかった私。常に評価はオール3でした、私立中学に進む程度には勉強頑張っていたんだけどなぁ(笑)。相対評価の時代でさえこうでした。
だから、保護者の皆さん、通知表はあまりシビアに考える必要はないですよ〜、仮に評価があまり良くなくてもお子さんは頑張りましたよ〜と言ってたいのです(笑)。