通知表の評価(親御さん用)

 

急に涼しくなりました。気温の変化が激しいので、体調管理に気をつけて過ごしたいところです。

 

さて、市原市は2学期制なので、昨日で1学期が終了し、通知表が生徒に渡されました。

学校の先生がどのように評価してくれているかは、子どもからしても親からしてもとても気になるところですね。

 

期末テストで割と良い点数が取れた場合は、親も『評価上がるか?』と期待するかと思いますが、意外に普通なんていう事も良くある話です。逆にあまり点数が振るわなくても3がもらえてたりします。

 

という事で、今回は通知表の評価の付け方についてお伝えします。

 

今の通知表は【絶対評価】で数値が決められています。これは一昔前の我々親世代で使われていた【相対評価】の真逆で、《その子の頑張りを評価する方法》です。

実はこの【頑張り】というのが曲者で、頑張ったかどうかの度合いを決める基準というのは人それぞれ違うのが、それを大変難しくしています。

そもそも評価というのは、何かの基準があって初めて出来るものです。ここに絶対評価の性質との間に矛盾が生じます。

【他人とは比べず、その子の頑張りを評価】しなければならないにも関わらず、他人と比べないと評価ができない部分にズレがあるのです。

するとどうしても先生の私見が入ることになり、それが子どもや親の《えー、なんでこんな評価?》となるわけです(学校の先生は正当に評価しようとしています)。

 

以上のしくみがわかると、特別酷い場合を除き、仮に低評価であっても焦る必要はない事をご理解いただけるかと思います。

 

同時に良い部分はきちんと褒めてあげてください。その一つ一つが子どもの【やる気】に繋がっていきます。ちなみにやる気というものは行動していく中で身につけるものですので、親からのポジティブな声がけは、それの栄養剤となります。逆に子どもにやる気をなくさせる第一位は親からから子どもにかけるネガティブ発言のシャワーです。

 

通知表の評価は参考程度にし、長い目でどっしり構え、充実した子育てをされてください。