頭の良さとは?

めっきり秋らしい気候になり、金木犀の香りしか勝たん!(笑)と思う今日この頃。

 

塾長の佐々木です。

 

さて、今回は【頭の良さ】について書いてみます。

 

一般的に頭が良いと聞くと、多くの保護者や生徒たちは定期テストの点数を指します。

これはこれで正しい部分もあるのですが、実際に指導している我々から見ると《定期テストの点数が良い=頭が良い》ではない事は良く感じる事でもあります。

 

定期テストというものは、決められた範囲を決められた時間でどれだけ効率的に学習するかが問われているものです。つまり極端な話、暗記出来る生徒が高得点を取る事が出来るテストです(もちろん暗記だけでないことは重々承知しています)。

そして点数が振るわない時には、大抵は

①準備段階におけるスケジュール管理のミス(学校のワークの進度に遅れがある際にリカバリーが出来なかった、時間の管理が出来なかった等)

②注意力欠如によれケアレスミスや1問に対する真剣さが足りない事

が多いと感じます。

逆に言えば、勉強はしているのです。しているのですが、何らかの障害により上手くいかなかったわけです。これには今回の中学2年生英語のような学年平均40点というテストを急に課してしまった学校の先生が原因の場合も含まれます。

 

まぁですね、テストというものは上がり続けるものではないですし、上がったり下がったりを繰り返しながら進んでいくものですので、1回のテスト結果に一喜一憂せず、反省を繰り返しながら経験値を積み重ねていく事が、第一志望校合格に繋がります。保護者の皆さんは長い目で見てあげてくださいね。

 

一方、同じテストでも実力テストがありますが、こちらは本当の学力を測れるテストだと認識しています。定期テストとの違いは、

①テスト範囲が明確でない

②いくつかの知識を組み合わせて答える

③問題形式が入試問題に近い

という部分になりますが、これらに答えるためには頭の整理がきちんと出来ている必要があります。この部分が【頭の良さ】だと思うのです。

この頭の良さというものを養うにはある程度の時間が必要で、しかも定期テストの学習とは似て非なるものです。中3の夏期講習時間くらいの集中的な学習が必要ですので、ウチでは中1中2→定期テストの点数を上げて自信をつける時期、中3→実力テストの点数を上げて受験に備える時期、と明確に区別し指導しています。

 

以上、【頭の良さ】について勝手に述べてみました。ご参考まで。