公文にい〜くもん!

 

公文さんが有名人卒業生を使ったCMを放映されていますね。え?この人も公文出身?という驚きを感じる素晴らしいCMだと感じますが、通った子がみんなあんな風になるような感じを受けますので、実際にうちの娘を通わせた経験からちょっと感じたことを。

 

 

まず教材は非常に優れていると思います。あれをきちんと毎日こなせば、絶対的な基礎学力は間違いなく身につきます。

 

指導については基本的に演習中心ですので、子どものヤル気に任せるところが大きいです。わからないところがあれば聞きにいく感じです。もちろん教室長のスキルに大小はあれど、熱意を持った先生が多いのではないでしょうか。

 

 

問題は

①かなりの宿題が毎日ある(これは教室長の裁量で減らすことも出来ます)

②早く答えを出すことに慣れすぎてしまう

です。

 

 

①の宿題については親が頑張るしかないかもしれません。公文の学習はいわゆる筋トレが中心なので最初の簡単な問題のうちは楽しく進めますが、まぁ難しい問題も出てくるわけです。難しいと《スピードを伴った達成感》を感じませんので、面倒くさいと感じて宿題のペースが落ちます(一部の上位生徒はそんな事はないかもしれません)。すると一種の勘違いを起こし、勉強はイヤなものだと感じる子も出てきてしまうわけです。

 

②早く答えを出すことに慣れすぎてしまう部分が塾関係者が嫌う最大の要因で、じっくり物事を考えなくなる癖がつく可能性があります。とはいえ、幼稚園生や小学生低学年の段階は集中力が続きませんので、これは正しい学習方法だとも言えます。

 

 

うちの娘は幼稚園から小学4年生まで公文に通わせました。「小6までのプリントを終わらせたらやめてもいいよ」という嫁の意向で5年間ほどお世話になりましたが、基礎学力や暗算力は優秀です(もともと優秀だったわけではありません。しかもイヤなことがあると、すぐヘソを曲げるタイプです)。ただやはり空間認識能力や文章問題で早とちりする部分があり、これを直すのに結構苦労しています(笑)

 

私個人の意見としては、基礎学力の習得には公文の学習は有効だと思っています。ただ勉強が難しくなる小学5年生くらいには思考力を養う学習塾に入れた方が良いかもしれません。