周りの大人の一言
塾に関わりもう27年になりますが、今でも色々と気付く事は多いもので、最近になって改めて実感した事があります。それは
【成績上位の生徒は限界点が高い】
という事。いや、当然といえば当然なのですが、だからか〜と思った次第。
今年度お預かりした中学3年生の中にも受験が近づくにつれて体調を崩す生徒が数名いました。きっとちょっと無理をしていたからなのだと思います。また頑張っていた証拠だとも言えます。
ある生徒は少し休んで再開、ある生徒はしばらく休んでしまう・・・。もちろん体調不良の原因も違いますし状況も違うと思うのですが、リカバリーが早いか遅いかの違いはあるのかなぁと。
それを乗り越えて学習を続けるとレベルアップし限界点が上がるのですが、成績下位の生徒はこれを乗り越えようとしない傾向があります。きっと今まで幾度となく迎えたこのチャンスの場面でチャンスと捉えられずに逃げてしまった結果が今なのだと思います。
私は【生まれ持った頭の良し悪しはほとんどなく、その後の環境により変化する】と思っており、ここでいう《環境》というのが正に上記の場面の積み重ねなのではないかと思うのです。
そして「こんなのへっちゃら」と思うのか「もうダメかも」と思うのかという部分は、きっと周りの大人の一言で変わるのだろうなぁとも思うのです。
だからこそ、生徒たちには一言一言をきちんと噛み締めて話をすべきだなぁと、勝手に自分に言い聞かせています。
いや、別に何かあった訳ではありませんよ(笑)