シン英語の教科書!

 

新学年の準備や新入生対応などで時間が取れず、久々のブログ更新となります。そして今日からEゼミも再開。

 

新教科書の英語について、塾関係者の中では「これはヤバイ」と大騒ぎでしたが、学校の先生はそれほど気にされていないようだとの情報が(そんな事もないのでしょうが)。

 

新中学2年生と新中学3年生は3月の春期講習から教科書に触れてもらっていますが、英単語と英文の難化は体感したものの、生徒たちも頑張ってくれているので大丈夫かな。

 

問題となっている新中学1年生ですが、一昨日Unit0を指導しました。be動詞、一般動詞、助動詞can、There is構文などが出題されているものの、Unit0は小学生の復習分野なので必要以上にこちらが教え込もうとしなければ大丈夫そう。そしてUnit1からは今まで通りテーマを絞って少しずつ進む形式なので大混乱するような事態にはならなそうです。

ただ問題は英単語の量。例年10個程度だった1単元の英単語が20個以上に激増。これは彼らにとって本当にツライ。

 

私は、中学生時代の英語力の差は習得している英単語量の差だと考えています。学ぶ英単語量が増えるのは良い事だと思いますが、どうしても多すぎる事による弊害を危惧しちゃいます。学ぶ英単語量が多い→めんどくさくなる→英語嫌いを作るのではないかという図式。

 

小学校に英語が導入されてその動向を見てきましたが、はっきり言うとあまり変わっていない。書き勉強もほとんどしていないわけです。そんな状況であるにも関わらず教科書が変わり生徒たちの負担が大きくなっている現状を見ていると、我々指導者のスキルが試される時代に入っているのだと実感します。ガッツがある子なら大丈夫かもしれませんが、消極的な大人しい子などは埋もれてしまい、いつのまにか英語が出来なくなっているという事が起こる可能性大。

 

今日から始まるEゼミ。担当するイギリス人講師にもレクチャーしたいと思います。