AIには出来ない部分

 

朝晩はだいぶ冷え込む季節になってきました。

 

小6になる長女が学校で陸上大会の練習をするので6時に起きる日々ですが(夜に仕事をする塾屋さんにとっては、なかなか早起き)、まぁ、寒い(笑)

 

若竹では今週末から【定期テスト対策】が始まります。定期テストは決められた範囲内をどれだけストイックにやりこなせるかの勝負なので、《時間の確保》さえ上手くやれば絶対に点数は上がります。

ただこの《時間の確保》、簡単そうで非常に難しく、親の言うことを聞かない上にゲームやスマホ好きな中学生にとって自分を自制して取り組むのはなかなか大変。そういった時にはやはり[近い他人]にたよるのも一つの手です。

 

塾に入って《時間の確保》をすれば、最初のテストで9割近くの生徒が点数アップをする若竹のテスト対策ですが、それでも上がらない生徒が若干おります。原因は[小学生時代の知識不足]です。算数ですと分数とか小数とか、割合とか場合の数とかの部類。

 

『小学生の時は良い点数だったが、中学生になったら悪くなった』とおっしゃる保護者の方がおられますが、その二つのテストを比べて物事を判断するのはちょっと厳しい気がします。

 

小学校のテストというのは学校の授業をきちんと聞いていれば90〜100点取れるのが普通で、50点のような点数を取るのは極少数です。

一方、中学校のテストは平均が60点前後ですので50点を取る可能性は全然あり得るわけで、この性質の違う二つのテストを比べて良い点数・悪い点数を判断するのは難しいわけです。

 

実は小学生時代に100点を取れている生徒でも躓きがあり、大事なのは【そこを的確に指導してあげる事】です。前述のご家庭の場合は《小学生時代に機械的に解いていた問題の本質を理解していなかった》のが原因でした。これは0か1かで出来具合を判断するAIには出来ない部分で、人間のみが持つ能力だと思います。