オーストラリア SNS禁止法について
朝晩の寒暖差が激しいですね。ここまで差があると体調を維持するだけで大変ですよね。
さて、ご存知のようにオーストラリアでSNS禁止法が可決されました。
今のα世代はデジタルネイティブ世代とも言われ、生まれた時からスマホが普通にある世代。これ、どうなんでしょうね。上手くいくのかなぁ。
生徒たちを見ていると、彼らにとってスマホは生活必需品の一部になっていて中毒予備軍になっている子どもも多いなぁと思います(塾では入口にある預かり処で保管し、教室に持ち込まない事になっています)。実際、とても便利なもので、大人でも夢中になってしまう位ですから法律で規制したところで隠れてやる子はいるでしょうし、そればかりか反発して更なる問題を生む可能性もあるでしょう。
そもそもこの法案は子どもを守る為に作られたものであります。いじめや性犯罪などの社会問題から子どもを守ろう!というものです。だからこそ我々昭和世代の人間の中では『良くやった!』といった意見も多く見られますし、私もそう思います。
しかし一番大事な事を忘れてしまっている気もします。それは《子ども自身が納得しているか》です。これがないと大人が良かれと思って頑張っていても無駄になってしまいます。
今、日本では《学力の二極化》が顕著で、上位層か下位層のどちらかになりつつあります。中間層がどちらかに引っ張られている形になっていて、これは《自制できるかどうか》で別れていると私は思っています。
例えば『SNSをやりたいけど、今はその時間ではないからやらない』という自制が出来るかどうかです。これは親が禁止するという事ではなくて、本人にその意思があるかどうかがとても大事だと思うのです。そこに必要なのはある種の【納得感】です。間違っても子どもの意見は聞かず・・・は御法度です。
うちにもSNS大好きな長女と、YouTube大好きな次女がいて、困っています。自分の部屋には持ち込まない、というルールは定めていますが、やはり親が困ってしまう場面は多々あります。皆さんのお子さんはいかがでしょうか。
今の日本の政治も同じ、親子関係も同じ、夫婦関係も同じ、友人関係も同じなのですが、当事者の納得感が得られればほとんどの物事はうまく行き、みんなが幸せになるんじゃないかなぁ、なんて勝手に思っています。