学校の面談

塾の面談が行われるこの時期、学校の面談も行われています。

 

塾の面談と学校の面談は面談時間にしても話す内容にしても大きな違いがありますが、その一つに【未来を視点とするか今を視点とするか】があります。

 

塾の面談では、今の現状を踏まえた上でこれからどうすべきかを考える、つまり未来を視点とした面談をしています。

 

一方、学校の面談では今の現状を0か100かで伝えるような面談、現時点での実力テストの結果と志望校を比較してOKかNGかといった今を視点とした面談が多いような気がしています。これは我々塾関係者と立場が違うのと(学校の先生は1〜2ランク下げた安全校を勧めるのが一般的)、面談時間が15分という短い時間だからこそ仕方ない部分もあると理解していますが、学校の面談の後のテンションを戻すのが大変で大変で毎年一苦労(笑)。

 

そもそもどのデータを見ておっしゃっているのか謎ですが、2ランク下の、しかも昨年7名しか不合格になっていない学校も今現在ではまだ合格できない位置にいるという先生の言葉の真意は『頑張って勉強しようね』という事なのだと思っていますが、今の子ってそれではヤル気にならない可能性の方が多いと感じるんですよね。もう少しその子がヤル気になる声がけをしていただきたいのです。『志望校合格のためにはあと◯◯点足りないけど、まずはこの夏で◯◯点になるまで頑張ってみようね』とかね。

 

きっとこんなところにも、塾の存在意義があるのでしょう。