県立千葉高合格の生徒

本日、千葉県公立高校の合格発表がありました。

 

県千葉に合格した彼の入塾は小4。昔から一つの問題をじっくりと考える生徒でした。得意教科は数学(算数)、苦手教科は国語。国語は裏を読みすぎてしまい、質問と解答のズレが生じるのが大きな問題点でした。

 

中学生になり、定期テストでは3年間ずっと学校内で1〜2番を取り続けていましたが、実力テストは何かしらの教科で《やらかす》事が多く、順位が若干下がってしまうという事を何度も繰り返しており、【賢く知識は豊富だが、メンタル面が不安】そんな生徒でした。

 

この半年はメンタルの強化を図り、見事《県立千葉高合格!》。電話で合否の報告をしてくれましたが、いつも以上にクール(笑)こちらが大騒ぎしているのに、いつも以上にクール(笑)理由を聞くと『実感が湧かない』との返答。最後までクールでカッコイイ(笑)

 

そんな彼の結果的に合格に向かった行動を分析してみました。

 

◆①誰よりも長く塾にいる

塾が開いている時は、誰よりも早く来て誰よりも遅く帰りました。勉強の成果は一概に時間では計れませんが、入試直前までこの行動を続けたのはスゴイ事だと思います。

一般的に成績が良い生徒は、成績が良いからこそどこかで手を抜いてしまう事がありますが、彼は全くそうではありませんでした。

 

◆②合格が欲しいというよりも、自分の中での目標達成を欲しがっている

前期入試で不合格になってしまった際、不合格を残念に思う気持ちよりも取れた問題を落とした事を残念がっていました。

今回の後期入試では、その辺が全てではないにせよリカバリー出来たので、スッキリした顔をしていました。

 

◆③内申点が高い

これは中学2年生以下の皆さんは見習って欲しいところです。

千葉県の入試は当日の得点に中学3年間の内申点をプラスして合否を決定しますが、内申点が良い生徒は多少ミスしても合格ラインに届きます。逆に内申点が悪い生徒は、余計に当日の点数を取らなければならないので本当にキツイです(特に前期の偏差値50以上の学校)。

受験直前になって頑張っても内申点は稼げません。中1からきちんと学習を続け、定期テストで良い点数を取ろうと頑張る事が必要です。それが受験期の皆さんを助けるのです!

 

県千葉は千葉県公立のトップ校です。県千葉だけでなく船橋、千葉東などを受験する生徒たちの当日のボーダー近辺には1点の中に数名がひしめく状態です。ですから1点の重みを認識することが大変重要です。

 

来年から千葉県公立入試は一本化となります。後輩の皆さんは是非参考にして下さい。