私立高校という考え方

平成29年度が終了し、平成30年度が始まりました。後期入試を受験した生徒の結果が出ないとなかなか終わった感じがしませんが、来週からの振り返りリトライ特訓、月末からの先取り春期講習の準備を進めております。

 

ところで、ここ10年で卒業した生徒の志望校を整理すると、徐々に私立高校第一志望の生徒が増えてきていることがわかりました。これは国や県からの助成金が始まったことに加えて、私学の良さが知られるようになってきたことによるものだと思います。

 

若竹でも『仕方なく私立単願』ではなく【内容が良いから私立単願】の方が多く、なんと今年も2年前も3年前も成績が一番良いクラスの50%、全体の30%以上が私立単願です。そして残りの公立高校進学生徒の中にも【親御さんのOKが出なかったばかりに私立をあきらめた】生徒さえおり、私立人気が高まってきているように思います。

 

公立高校はどうしても公立中学の延長のような環境ですし、担任の先生による指導力や対応力の差が出やすい(良い先生は良いけど、悪い先生は・・・)。

一方私立高校は各校に建学の精神があり学校が目指している方向に向かって全教員が邁進し、授業研修などもされていますので、生徒の満足度という点から考えるとどうしても私立に分があります。

 

塾の立場から言っても、大事な生徒を預けるわけですから、面倒見の良さや卒業時出口の面から考えても【私立】と言いたくなります(決して公立高校が良くないわけではありません)。一番のネックは費用ですよね。助成金を抜いて毎月2〜3万円といったところでしょうか。

この2〜3万円をどう考えるのかは各ご家庭で違うと思いますが、子どもへの未来への投資と考えればそれほど高くはない気がします。

 

ウチでも中3春の段階では私立単願0%ですが、夏から始まる学校訪問などで私立の良さを知り費用対効果を考えて私立単願にするわけです。

 

これから受験を迎える生徒をお持ちの保護者の方には、是非この辺りも考慮に入れながら進路選択をしていただきたいと思います。