コロナ休校で変わった生徒たち
あっという間に7月も終わりかけ。
塾では面談がひと段落しつつあり、夏期講習の準備に入っています。
さて、今回は【コロナ休校で変わった生徒たち】について書いていこうと思いますが、ちょっとその前に時系列で塾の対応を振り返ってみたいと思います。
学校休校になった3月初旬、まだまだ実態がわからないコロナウィルスでありましたので、早々に休校を決め《これさえやっておけば大丈夫テキスト》を配布し、メールや電話で質問対応をする事にしました。決められた日時に少しずつ解答をHPにアップし、スモールステップで進めるように工夫しました。
HPのアクセス数、その後の聞き取りを総合判断すると、9割くらいの生徒がきちんと学習を進めてくれていた感じです。毎回質問をしてくれる生徒もいて、頼もしい!なんて思ったものです。
3月下旬、少し状況が良くなりましたので春期講習を行いました。ここからスタートした新入生も多く、少ない時間ながらも色々な内容を先取りで学習しました。
4月初旬、緊急事態宣言が出され、塾も再び休校対応。ただ今回は長期化する可能性がありましたので、2日くらいでzoomによるリモート授業体制を整備し、4月13日からスタートしました。保護者の方や生徒たちのご協力もあり、割とスムーズに開始できました。
4月下旬、緊急事態宣言の延長が決まり、それに伴い塾もリモート授業を延長。しばらく画面上でしか生徒たちに会えない日々が続きました。
5月下旬、緊急事態宣言が解除され、6月から学校が再開するとの連絡。塾は様子見のために、6月中旬から対面授業を再開する事にしました。
6月中旬、塾が再開しました。1席の距離を取った形にレイアウトを変更し、念のため講師はフェイスシールドも着用しながらの再開、今に至ります。
そして本題。
コロナ休校の弊害のみがメディアにより報道されていましたが、決してそうではなかった事がわかりました。
対面授業再開後の生徒の様子を見ると、休校で自信を持った生徒が多く、中間テストの結果や塾の小テスト、今回の保護者面談の話からそれが確信に変わりました。特に中学2年生はほぼ全員がそんな感じです。
今まで自信がなかった生徒が休校を経て自信を持って学習に臨むようになったのは何故なのだろうと考えて見ると、その要因の一つに【余裕を持った学習】があるように思います。部活がなく学校もない休校中にじっくりと学習を進め、学習内容を確実に消化できる余裕。塾からリモート授業を続け、学習が遅れないように心掛けたのも功を奏したように思います。
『学校の面談で褒められた!』と嬉しそうに話す生徒たちを見て、やっぱり《余裕を持つ》って大事なのだなぁと改めて感じています。
若竹は夏期講習も学校が夏休みに入ってから行う余裕を持った日程。これも生徒目線に立った策の一つです。大手塾さんなんかは、既に講習に入っているところも多いですが、焦らなくて大丈夫なのになぁと思いつつ。