学校の進路指導と塾の進路指導
クリスマスまであと10日。
我が家ではサンタさんへのお手紙に希望するプレゼントを書いて窓に貼っています。小学生の方は案の定おもちゃですが、中学生の方はなんとスタバのプリペイドカード!数年前までゲームだの洋服だの言っていましたが《そうか、そんな時期になったのか》と思いつつ、『サンタはそんなのくれるかね?』なんて言ってはぐらかしています(笑)
クリスマスまであと少しということは、受験生にとって2番目に大事な冬期講習が迫ってきたということ(1番目は夏期講習です)。今年は2年ぶりの除夜の鐘特訓も行う予定ですし、今その準備にバタバタしています。
さて、今回は学校と塾の進路指導について書きたいと思います。
当然ながら学校と塾とでは目指す方向が違いますので、進路指導をする際の言葉がけにも違いがあります。
学校は【余裕で入れる学校】を勧めますが、塾では【その生徒に合った学校】をお勧めしています。ここで注意して欲しいのは以下の2点です。
①学校の先生に厳しいと言われるのは当たり前。ただその裏にある真意を読み取って欲しい。その裏には《だから頑張れ》がある。《あきらめろ》ではない。今の点数より少し上の学校を目指しているのだから、現状ではそりゃそうだ。ちなみに学校の進路指導はその生徒の資質や特徴ではなく主に偏差値表を使って行っている。
②その生徒に合った学校とは決して【偏差値の高い学校】ではない。なんとか上位校に合格させて環境に適応して能力を上げていく生徒なのか、それとも学校ランクを一つ落として余裕を持った高校生活を送らせた方が良い生徒なのか。各学校にはそれぞれのアピールポイントがあり、その生徒が高校生活に何を求めるのかとの整合性が最重要。またその生徒の希望に100%合致する学校は存在しないことも知っておく必要がある。
以上の2点を知らずに、学校と塾の進路指導を真に受けてしまうと言っていることが違うために頭が混乱して大変なことになります。ご参考になさってください。
それともう一点。
学校の先生に一つお願いがあります。中2の成績があまり良くない生徒が学校の面談で《これではどこも合格しない。私立も無理》と言われて落ち込んでいましたが、正直中2の定期テストや実力テストでそんなこと判断できませんよね。入試とは形式も違いますし。
今回彼女は初めて定期テスト前に塾に来て勉強してくれました(今までは言っても言っても来てくれなかった)。少しずつですが、難しい問題にも対応出来る様になってきていたのです。
が、その一言で台無しですわ。なんとかもっと温かい言葉をかけてあげてもらえませんか?今後やる気になるような言葉選びをお願いできませんか?
こんな一言を言ってしまった記憶のある先生、どうか宜しくお願いいたします。